田中さんは、風のように会場に現れ
素早く機材をセッティング。
実は、実行委員さん含め 公民館の方、そして同じステージでコラボをさせていただく私でさえも
当日まで田中さんにお会いしたことが無かった。
唯一、接点を持っていたのは 森さん。
電話で 演奏の件を依頼したら、快く引き受けてくれたのだそう。
そして、田中さんは 電話の向こうで こう言い続けたらしい
「コンセントがあれば、他に準備していただく物は、何もございません」
「はい。 コンセント。コセントだけで 大丈夫です」 と・・・・。
マイクスタンド、マイク、台、謎の水玉の赤い布。
写真には写っていないが音響機材、スピーカー。
そして、これらを運ぶ、台車(ステージ横に待機)
全て、田中さんの私物なのだそう。
さすが・・・!!
ここで、私が知っている限りの「田中さん」を紹介しよう。
*持ちネタ曲は、100曲近く。(本業ではない)
*持ちネタは、秋の曲が多いので 夏の営業はちょっと焦る→本人談
*リクエストにもお応えして 演奏してくれる
*使用している 横笛は980円と1680円 (二つを使い分けている)
*夢は、高価なオカリナで演奏すること
*家族が、会場に来ると、焦ってしまい演奏を間違えてしまう→本人談
*昨日公民館に到着し 「田中ですが、会場はどこですか?」 と、公民館の方に、尋ねると 何故か 「たばこを吸う部屋はどこですか?」 と聞き間違えられ、喫煙室に案内されてしまう。
*とても腰が低く 突然の要求も 快く引き受けてくれる
*1mのスペースと、コンセントがあれば きっとどこでも演奏してくれる→予想
*家の中では 子どもたちに 「ピーヒャラおじさん」 と呼ばれている→本人談
長くなりましたが、そんなこんなで、田中さんはあっという間に 私たちのヒーローになりました。
それは、
「僕は いろんな所で演奏していますが、”演奏してあげてる”と、思ったことは
一度もありません。 ”させていただいている”んです。」
そんなピーヒャラおじさんの低い心に 皆さん心を打たれたのです。